異物検査 同定検査 不明物質、微量無機物

必要検体量　0.02～0.03g
Na～Uの金属元素のうち、約40元素の分析(半定量)をし、結果を送付いたします。

ICP-AES：Inductively　Coupled　Plasma-Atomic Emission Spectro-metry、
誘導結合高周波プラズマ発光分光分析

ICP（誘導結合プラズマ）分析は、高周波電流を通す誘導コイルによってアルゴンガスを電離し、プラズマ状態にし、試料をアルゴンプラズマに導きます。そこで試料が原子化し、励起状態の原子が特定の波長の光を発光します。ICP-AESはこの光のスペクトルを分析し、元素を同定･定量します。一方、ICP-MSはイオン化された原子を質量分析計に入れて同様に元素を同定･定量します。

全ての元素を測定できる訳ではありません。希ガス元素、水素、炭素、酸素、窒素などの液体化が困難な元素、フッ素、ルビジウム、セシウムなどの感度が悪い元素、自然界に存在しない元素（テクネチウム、プロメチウムなど）、また装置の制約によって測定できない塩素、カリウムなどがあります。